ABOUT
大学通信教育とは
大学通信教育は、昭和22年に学校教育法によって制度化され、昭和25年には正規の大学教育課程として認可(文部省認可通信教育)されました。学びたい人たちのニーズとともに70年以上にわたって実施されています。また、1999(平成11)年4月には、大学院でも修士課程の通信教育が始まり、博士課程においても2003(平成15)年4月に開設されています。仕事と両立させながら学べる大学通信教育は、いつでも、どこでも、だれでも、何でも学べる教育機関として、今後その発展がますます期待されています。
現在(2023年)、大学、大学院、短期大学を合わせて、全国でおよそ25万人がそれぞれの学習動機に合わせて学んでいます。大学通信教育は、向学心を持ちながらも、地理的、時間的制約などがあって、その実現に困難を伴う人たちの期待に応えようとする正規の大学教育課程です。社会人の再学習や生涯学習のステージとして、開かれた高等教育機関です。
FEATURE
大学通信教育の特徴・特色
大学通信教育には、 学ぶ目的や動機、入学資格などによって、大学や短期大学の卒業を目指す正科生以外にも、特定の科目を履修する科目履修という方法があります。大学によって名称が異なる場合や募集を行っていないことがありますが、大きく4つの履修スタイルに分けられます。
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通信制大学院とは
自宅や職場から通学できる範囲に必ずしも希望する大学院がないことや、職場環境によって通学可能な時間帯が限られることなど、地理的・時間的制約などから大学院レベルの学習を希望しながらも、 その実現に困難を伴う社会人が少なくありませんでした。そこで、文部省(現文部科学省)では、 このような学習需要に適切にこたえていくため、1998(平成10)年3月に通信制大学院を制度化しました。 これを受けて1999(平成11)年4月、日本大学、佛教大学、明星大学、聖徳大学の4大学でいち早く開設されました。2003(平成15)年度より博士課程の設置も認められています。
なお、大学院は、基礎研究を中心とした学術研究の推進とともに、研究者の養成及び高度専門的能力を有する人材の育成という役割を担っていることから、通信制においても入学定員枠が少なく、従来の大学通信教育とはいくつかの点で異なります。
FEATURE
通信制大学院の特徴・特色
通信制大学院の授業は、印刷教材等による授業、放送授業、面接授業(スクーリング)、メディアを利用して行う授業の4つがあります。各大学院では、科目の性格を考慮し、これら授業の方法をそれぞれ効果的に組み合わせて実施しています。
印刷教材等による授業は、大学から送付または指定されたテキストを学習し、与えられた課題に沿って学習成果を報告(リポート)し、添削指導と評価を受けます。E-Mailなどを多用して行う大学院もあります。
さらに、印刷教材等による授業では不十分な科目や学習内容もあることから、講師と直接対面して行う面接授業(スクーリング)を行います。特に修士論文・博士論文に関する指導では、面接授業を用いるケースが多いようです。
修士課程の修了要件は、基本的に2年以上の在学と30単位以上を修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び試験に合格することが条件となっています。また、博士課程の修了要件は、基本的に3年以上の在学と必要な単位数の修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格することが条件となっています。
当協会には日本大学・佛教大学・明星大学・聖徳大学・東北福祉大学・名古屋学院大学・東京福祉大学・日本福祉大学・京都芸術大学・京都産業大学・帝京大学・九州保健福祉大学・帝京平成大学・星槎大学の計14大学院が加盟しています。