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コラム

Column

寄稿:神戸親和大学

探し求める「探求」と探し究める「探究」

神戸親和大学通信教育部では、教員免許状や保育士資格の取得等に取り組まれる多くの学生の皆様の確かな学びをサポートしています。また、本学の卒業生の多くは、保育所や幼稚園、小学校、特別支援学校等で活躍され、地域の皆様からも信頼をしていただくとともに、後輩となる皆様への大きな期待も寄せられています。

さて、保育や教育の現場では、最近、大人も子どもも「たんきゅう」することの大切さを唱える方々に出会います。例えば、高等学校の中では、教育課程の中に位置付く状況となっています。「たんきゅう」には、同じ発音でも「探求(Quest)」という文字や「探究(Inquiry)」という文字があてられますが、保育や教育の世界においてどちらを用いるべきかに関しては、もちろん、その文脈によって異なって参ります。

しかし、探し求める「探求」も、探し究める「探究」も、どちらも人生を豊かにする上で、或いは確かなものにしていく上で、必要不可欠であることは言うまでもありません。目的やねらいを定めて、あるものを得るために活動する「探求」も、問いや課題を立てて物事を明らかにしようと行動する「探究」も、これからの不確かな社会を乗り切っていく人間のキャリア形成にとって、ますます重要性を帯びてくると考えられます。

通信教育部では、テキスト履修やスクーリング履修による学びを教育・保育現場での実践と結びつけ、理論と実践を往還する中で、2つの「たんきゅう」を結びつけ、より深い知識や技能を身に付けることをめざします。

本学教職員一同、きめ細やかなサポートと指導体制を充実させて、皆様の入学を心待ちにしています。どうぞ大きな期待とともに通信教育の扉を叩いてください。